脳梗塞の後遺症について

脳梗塞とは、脳の血管が詰まることで血流が阻害され、脳の神経細胞が死んでしまう病気です。

この脳梗塞を発症した人の約60%が何らかの後遺症を抱えると言われています。

では、脳梗塞で後遺症が残るのはなぜなのでしょうか?

脳の血管がフィブリンという血栓によって詰まってしまうと、十分な血液が行き渡らなくなってしまい、脳の細胞が酸素不足や栄養不足を引き起こします

そうすると脳細胞は活動ができなくなりその役割は失われ、やがて死んでいってしまいます。

その結果、脳が司る言語や運動に障害が出てしまうのです。

死んでしまった細胞の数が多いほど、後遺症は強く残る

血栓ができたことによって死んでしまった細胞の数が多いほど、後遺症は強く残ってしまいます。

後遺症がどの部分に出るのかは、損傷を受けた脳の部分によって違いがあります

1番多い症状が、麻痺などの「運動障害」です。特に片方の手足に麻痺が起こることが多く、痺れがあるという程度の軽度なものから寝たきりになってしまう重度なものまで様々です。

言語中枢のある左脳部分に脳梗塞を起こしてしまうと、言語障害の症状が現れることもあります。

言語の理解が難しくなったり、言葉が出てこず話すことができなくる失語症になってしまうケースがあります。

失語症に関しては、リハビリで改善が見込めることも多いと言われています。

いつもと違う体の変化があった場合には、早めに医療機関を受診し速やかに治療を受けよう

脳には運動や言語以外にも、視覚や聴覚など様々な感覚を司る部分があるため、情報処理や状況判断などに影響が出てしまうこともあります。

物事を認識できない「失認」や日常の行為がうまくできない「失行」などがその例です。

そして場合によっては、人格や精神面でも変化が起こり、うつ状態や認知症へと発展してしまうこともあります。

脳は体の全てを司る司令塔のような機能を持つ部分ですので、そこに損傷がおきてしまうと、身体の様々な部分に後遺症として障害が残ってしまう危険性があります。

そうならないためには、いつもと違う体の変化があった場合には、早めに医療機関を受診し速やかに治療を受けることが大切です。

お問い合わせについて

fl02

 

まずはお気軽にお問い合わせください

あなたにはできるだけ早い時期に治療を受けていただきたい。また、投薬に頼る治療をしていた方でも、薬に頼らなくても改善するということを体感していただきたいです。時間が経過した方でもあきらめずに勇気をもって治療を受けていいただければと思います。まずはお気軽にご相談ください。

 

tel


サブコンテンツ

このページの先頭へ